不動産ファンド当事者の告発 不動産が危ない!
山本 勇作

定価: ¥ 1,470
販売価格: ¥ 1,470
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発売日: 2007-11-23
発売元: 扶桑社
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わかりやすい。
レベルは低めですので、不動産の知識がない方にはいいです。
不動産価格暴落
内容的には特筆すべき点はありませんが、今まで不動産証券化や不動産ファンドをあたかも宝の山のように評価した本が多かったのに対して本書は不動産ファンドの今後の成長性に対して疑問を抱いている点で多少評価されます。私も不動産業に携わっており、昨今の都心における土地価格の高騰は不動産ファンドによるものであり実需が伴っていないことは肌で感じます。2年ほど前なら路線価の2倍弱で購入できた土地があれよあれよという間に路線価の4?5倍にまで駆け上っていく。現物の不動産ではとても利益の出ないような物件が信託受益権化され小口化の投資用不動産に変わっていく。物件情報も同じ情報が日に日に値段を上げで出回ってくる。まさに局地的なバブルでした。しかし2007年の年末から今度は同じ物件情報でも値段が下がって出回り始めました。これは明らかに金の出所が金を出さなくなったか、他のものに投資先を変えたかによるものだと思います。私は本書に将来的なファンドの展望をズバリ聞きたかったので本書を購入しましたが流石にそこまで明言は避けていたので多少期待はずれ感がありましたが、概ね内容に同意できるところがあるので星4つとしました。
2006年「熱狂の実態」描写は面白い。
従来、「野放し」に近かった不動産ファンドに法的規制が導入され、サブプライムで
資金の流入が細り、外資が真っ先に逃げ出し・・・間もなく不動産バブルは崩壊・・
という最近マスコミで言われている内容ですので特段の目新しさは無いかもしれませんが、
ファンドの物件取得の現場の「生々しさ」には笑えました。100億円の投資決裁の場は
もっと論理的な議論が行われているものと思いがちですが・・・
意外と感覚的なもんなんですよ。買うから騰がる、高くなるから買う・・高騰の連鎖。
ただ結論の部分、こういう本にありがちですが、センセーショナルに不安を煽るような
「暴落論」は正直頂けません。いま東京の市場では一部過熱があるのは認めますが、
バブル期のように収益を無視した無謀な値段で取引されているのはまだ全体からみれば
ごく一部。サブプライムでそういうのがシコったからと言って「不動産暴落」と騒ぎたて
るのは如何なものかと。不動産ファンドの仕組みをサラっと理解するには良い本だと思いますが。


